ししゃも太郎のまどろむししゃも

19卒のししゃも太郎です。就活・投資・ライフハックについて書いています。

一人旅こそが「旅」であり、多人数での旅行は消費される「イベント」でしかない

僕は一人で行動することが好きです。

何かを食べに行きたい、何かを見に行きたい、何かを体験したい、ということを思いついたとき、まず最初の選択肢として、それが一人で実現可能か、ということが頭に浮かびます。

 

これは僕の想像ですが、世の中の人の大半は何かをしたい、と思ったときに、まず「誰としようかな」という選択が頭に浮かぶと思っています。

実際に、僕が友人と話しているときに面白そうなイベントが話題に上ったとき、大体の場合においてその次に来る会話は「じゃあ誰と行こうかな」というものでした。

行くか行かないかの選択肢の前に、誰と行くか、という選択肢が来ています。

 

旅行においても同じことが起きます。僕が以前訪ねてよかった観光地を友人に紹介すると、そのあとの反応はやはり、「誰と行こうか」というものでした。

 

 

一人旅と複数人での旅とで、どっちがいい悪いということはありませんが、好き嫌いはあります。

僕は一人旅と多人数での旅をどうやっても同じくくりで考えることはできませんし、一人旅の方が好きです。

一人旅の特徴は、そのままですが一人ですべての行動を行うところです。基本的には会話はなく、ひたすらに自分の内面と触れ合いながら旅をしていきます。

すべての選択の決定権は自分にありますし、何をどうしようが勝手です。

 

観光地を見に行っている途中で、何か面白そうなものを見つけてそっちに行き先を変更することも自由自在です。誰の迷惑にもならないので、旅を途中で切り上げて帰ることすら自由です。

 

他人と会話することにエネルギーを割いて自分の思考を止めることもありません。

純粋に何かを見て、聞いて、体験して、自分がそれをどう受け止めるかということに集中することができます。例えば町を歩いている途中できれいな風景を発見した時に、それを何時間もぼんやりと眺めながら考え事をすることもできます。

 

逆に悪いこととしては、素晴らしい体験をしてもそれを人と共有できないところがあります。

何かを感じて、それをすぐに人と共有できないことに気づいたときは少し寂しい気持ちになることもあります。もっとも、今ではSNSが発達しているので、インターネット上ではすぐに一方的に共有することができますが。

 

ぼんやりと書きましたが、まとめるとすべての体験を自分の中で、何物にも邪魔されずに消化できるということが一人旅の特徴でしょう。

 

 

対して複数人での旅は、やはり体験をリアルタイムに共有できるというところが最大の特徴でしょう。

 

素晴らしい体験をしたときに、すぐに隣にいる旅仲間とその感想を言い合い、感情を共有することができます。しかし、複数人での旅の中心となるのは、旅先での体験というよりは、一緒に旅行をしている仲間内での会話、体験です。

 

極論を言ってしまえば、観光地に行くという行為自体が、そもそも仲間内での会話を盛り上げるための「ネタ」として消化されるための存在となってしまいます。旅行に行ったのに、結局印象に残ったのは仲間とのうわさ話ばかりだった、というのはよく聞く話です。

 

一人旅行を自分の内面と向き合う「旅」とするなら、複数人での旅行は話題作りのための「イベント」ということができるでしょう。

 

 

いままで僕もグループで旅行に行ったことも何度もありますが、結構な割合で途中から後悔することになります。というのも、旅行のメインが会話になっていることが大半だからです。

 

確かに会話は楽しいけれど、ただ会話を楽しみたいだけなら旅行に行く必要はないし、行ったのに見たい観光地をじっくりと味わえないのは何より心残りです。

旅行後にはみんな満足した顔で楽しかったと感想をいうけれど、その「楽しかった」のは旅行じゃなくてみんなと一緒に過ごしたことじゃないか、といつも思います。

 

卒業旅行のシーズンになって、周りが「誰と」どこに行くかで盛り上がっているのでこんなことを考えていました。みんな「旅行」が好きだというけれど、それは僕が好きな「旅」とは似て非なるものです。

 

 

別に旅をするときにいつでも自分の内面と向き合ったり目的を持っている必要もないとは思いますが。それでもその気になればいつでもできるけど状態にあるのと、根本的にそういった状態にないのは大きな違いがあります。

 

そして何でこんなことを文章にしようと思ったかというと、複数人での旅行を心から楽しめる人間、一人旅の何が楽しいの、と思っている人間もこの世界には大量に存在しているわけです。

実際に人生を豊かに、人との関わり豊かに、多くの人に囲まれて過ごすのはそういう僕とは真逆のタイプの人でしょう。

一人で自分のうちにこもるのが好きな人間が人との関わり豊かな人生を送れるとは思いません。

こう言うことを考えていて、やっぱり人生を楽しめる性格ってのが生まれつき決まっているんじゃないかな、という寂しさ、自分はそうじゃないのかもしれないという寂しさを感じてしまったので、こういう文章を書きました。

 

 

自分なりに人生を楽しめていけるようにしたいです。